それぞれの"ホトトギス"(2)
それぞれの"ホトトギス"(1)の続きです!
そもそも!ホトトギスとはどんな鳥なのか?
ホトトギス Cuculus poliocephalus
夏鳥(渡り鳥)でカッコウよりも小さい。主にウグイスの巣に卵を産みウグイスに育ててもらう。(托卵)
他にもホトトギス類は、カッコウ・ツツドリ・ジュウイチなどがいる。
生態学的にはこんな感じです。
そして何より!ホトトギスの面白い所は、"ホトトギス"と読む漢字や異名が多いことです!!!
挙げてみると.....
不如帰、時鳥(ときのとり)、杜鵑、四手(賤)の田長(しでのたをさ)、冥土の鳥、郭公、ほととぎす、、
色々あります( °Д°)!!!!
そしてですね、かの有名な天下人3人の句に出てくるホトトギスもそれぞれ漢字が違うのですね〜!!!
「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」(織田信長)
「鳴かぬなら鳴かせてみしょう杜鵑」(豊臣秀吉)
「鳴かぬなら鳴くまで待とう郭公」(徳川家康)
なんで漢字を変えたのでしょう?
そもそもこの句は、本人たちが詠んだ訳ではなく、平戸藩主の松浦清山が書いた随筆『甲子夜話』の中に「読み人知らず」として出てきた句なのです!!!
知らなかった.....(笑)
読み人知らずさんが漢字を変えたのか、松浦さんがあえて書き換えたのかは謎でございます(笑)
さてさて話は戻り、それじゃあ各名前ごとの由来を考えてみようと思い、調べました。
(3)に続く。。。